この美しく、ヨーロッパで最も保存状態のよい中世の村の一つであるオビドスは、ぜひ訪れていただきたい場所の一つ。オビドスの名前は “城壁都市” を意味するラテン語のオピドゥムに由来しています。

この美しい村を囲む城壁は1300年代に建てられ、1951年に城と村全体が国定記念物に指定されました。リスボンから北へ約1時間の便利な場所にあるので、日帰り旅行にも向いています。

オビドスは “結婚祝いの街” としても知られており、1282年にディニス王とイザベル王妃がハネムーンで訪れ、最終的にディニス王はイザベル王妃に結婚祝いとして街全体をプレゼントしました。

オビドスでのハイライトはなんといっても街全体を囲む城壁でしょう。城壁は登って歩けるようになっていて、この丘の上にそびえる城壁から眺める景色や、銃眼(敵を銃撃したり見張るために城壁に開けた穴)から覗く景色は素晴らしいです。

人気の観光スポットにも関わらず、城壁には手すりなどはついておらず、中世の雰囲気そのままを見ることができます。その代わり、足を踏み外すと大惨事になってしまうので、お年寄りやお子様には注意が必要です。

また、こぢんまりとした街はとても可愛くてとってもフォトジェニックです。小さなチョコレートのカップに入れて飲むさくらんぼのリキュール、ジンジーニャが有名です。1ユーロぐらいからとお手頃なので飲みながら街を散策するのも楽しいです。

オビドスから世界一のビッグウェーブで有名なナザレまで距離40km、車で40分の距離なので、セットで訪れるのもおすすめです。このオビドスとナザレは、私自身も大好きな日帰り旅行のスポットの一つです。

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