リスボンの北西40キロに位置するこのマフラ国立宮殿は、1711年にJoão5世国王がオーストリア皇女マリア・アナと結婚してから3年を経ても後継ができず、もし後継が生まれたらマフラに修道院を建てると約束して、子供を授かることができたので建てられた修道院です。また、敷地内には幾何学的なレイアウトが特徴のセルコ庭園と王家が狩猟のために作った王室狩猟公園(タパダ)があり、現在は公園として一般公開されています。この堂々とした四角形の建物には、国王と王妃の宮殿、ローマ・バロック様式のバシリカを模した王室礼拝堂、フランシスコ会修道院、36,000冊の書籍を収蔵する図書館があります。マフラ国立宮殿は、João5世が手がけた最も注目すべき作品の一つであり、ポルトガル帝国の力と影響力を示しています。João5世は、ローマとイタリアのバロック様式を採用し、マフラをイタリア・バロックの優れた例とするために13年の歳月をかけて建設されました。
建物がとにかく大きいので、斜めから引いて撮らないと全体像を写真に収められない。
中は天井が高く荘厳。この巨大な空間で静寂と厳かな空気をぜひ感じていただきたい。中に一歩入った瞬間に来る価値ありと実感するはず。
宮殿の正面にはカフェやレストランがいくつかあります。観光地だし、世界遺産の目の前ですが、基本的にどこもリーズナブルだと思います。ここがポルトガルのいいところ。有名な観光地でも郊外や地方に行くとカフェやレストランがリーズナブル。また、サーファーの街エリセイラから車で15分ぐらいなので、ぜひセットで訪れてみて欲しい。
アクセスは、電車だとリスボン主要駅(オリエンテ、カンポグランデ、サンタアポロニア、せテリオス等)から約1時間30分。電車やバスは安いけど、駅まで歩いたり、切符買ったり、乗り換えしたり、時間と手間を考えたらやはりUberがおすすめ。Uberなら目の前まで来てくれてサッと乗って目的地までパッと行ける。いま(2024年 1月昼頃)アプリで調べてみたら41ユーロ(約6,500円)でした。(空いている時間だと20ユーロの時もある)